こんにちは、武藤です。
海外販売を進める上で気になるのが返品率です。
日本に比べると海外のほうが
購入商品の返品には寛容だと言われています。
欧州ではCRDという消費者の権利を定めたルールが
本日2014年6月13日から発効します。
これまでも欧州Amazonのお客様は返品は可能でしたが、
このルールの発効により返品をする権利がより明確となりました。
また、米国のウォルマートやCOSTCOといった小売店では
開封したり多少使用したりしても返品ができたりします。
そこで、米国Amazonを通じた販売において
いったい何%の商品が返品されたのかを追ってみました。
ちなみにAmazonは商品のお届けから
30日未満なら返品を受け付けています。
当社の過去3ヶ月間における実績を見ると
Amazonにおける返品率は1.42%でした。
eBayなど他のマーケットプレイスに比べても
Amazonの返品率は高いですね。
これは自宅から返送の手配ができる
利便性も影響しているのだと思います。
ちなみに、返品をされたこれらの商品が
すべて損失になるかというとそうでもありません。
FBAセンターに返品された商品を追跡してみると、
返品された商品のうち74%が再販可能として
自動で在庫に戻されました。
つまり返品された商品のうち26%の商品のみが
販売ができなくなったのです。
そうなると、返品による実際のダメージは、
返品率1.42%の26%にあたる0.37%になります。
この0.37%がどれだけ影響するかは、
2つの要素で決まります。
1つは普段販売する商品の利益率。
そしてもう一つが返品された
再販不可商品を処分するコストや収益です。
利益率が30%の商品と10%の商品では
返品が与えるダメージも違います。
また、返品されてもeBayやヤフオク等で
中古として再販出来る場合は損失が軽減できます。
当社では返品による最終的なダメージを
各カテゴリー毎にチェックするようにしています。
Amazon販売における返品率は一見高く見えますが、
こうして突き詰めてみると意外と許容範囲だったりしますね。
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muto@nomadexporter.sakura.ne.jp