eBay輸出とAmazon輸出の違いとは?

eBay輸出とAmazon輸出の違いとは?

最近私の周りでもeBay輸出に加えて
Amazon輸出に取り組む方が増えています。

今日はeBay輸出とAmazon輸出の違いと、
将来性について考えてみたいと思います。

私は輸出入について、以下のような順序で取り組んできました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
eBay、Amazon.com仕入→Yahooオークションでの販売

日本のAmazon仕入→eBayでの販売

eBay仕入→日本のAmazonでの販売

日本のAmazon仕入→米国Amazonでの販売
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

本来であれば上記のいずれかのビジネスに集中して、
しっかりとした収益を築いたほうが良いのかもしれませんが、
私は今年の5月までサラリーマンでしたし、
実際の作業は妻に任せっきりでしたのでリサーチだと割り切って、
順番に収益があげられるのかテストをしてきました。

テストの結果Yahooオクはかなり手間がかかること、
Amazon輸入はシンプルで短時間で成果が出ること。

海外輸出はやや時間はかかるものの、
じっくりと取り組むことで利益を出しやすいことがわかりました。

中でも、eBay輸出とAmazon輸出に力を入れ始めたのは1年前ぐらいからです。

いずれの市場も、やり方次第で数十万円の収益が得られることがわかりました。

とはいえ、eBay輸出とAmazon輸出は特徴が大きく異なるので、
その違いで感じたことをシェアさせてもらいます。


■資金繰りについて
eBayもAmazonもいずれも無在庫での販売が可能ですが、
資金繰りは圧倒的にeBayが有利です!

eBayで商品が売れると、買い手が支払いをすると、
商品発送前でも数日後にPaypal経由で売上が入金されます。

一方のAmazonはというと、商品を発送して
初めて売上が確定して、2週間毎に合算された売上が海外の銀行に入金されます。

Amazon輸出は入金までに最短でも2週間、
長いと4週間も時間がかかるケースがあるのです。

クレジットカードを利用して仕入れをすれば、
どちらも資金繰りにはさほど苦労はしませんが、
eBayのほうが資金繰りには有利ですね。


■商品の登録について
販売する商品登録は、Amazonほど簡単な市場は無いと思います。

すでに米国のAmazonで販売されている商品であれば、
出品価格を決めればものの1分で出品が可能です。

出品する商品の写真を撮る必要も無ければ、
英語の商品説明も必要ありません。

ほんの数クリックで出品できます。

新規商品の登録でも5分もかかりません。


一方のeBayでは写真を用意して商品説明を考えてと、
私だと最低でも10分はかかってしまいます。


■商品の売れ行きについて
eBayとAmazonでは売れる商品や価格に違いがあります。

eBayで商品を購入される方は、商品に詳しい印象です。

価格についても様々なサイトを比較し、
落札される方が多いように思います。

一方でAmazonで商品を購入される方は、
価格が多少高くても1クリックで商品購入ができるので、
利便性やAmazonというブランドを信用している気がします。

Amazonでは競合セラーとの価格競争はありますが、
しっかりと利益がとれる商品が多数あり価格競争も意外と緩やかです。

私の感覚ではeBayのほうがよりマニアックな商品や
新製品が売れるスピードが早く、
利益率はAmazonのほうが高いように思います。

あと、eBayが面白いのが新商品など話題の商品が、
大量に売れることがあることです。

Amazonも新商品は売れますが、
eBayほど大量に注文が入ることは稀です。


■顧客対応にかかる時間について
eBayを中心に販売をしていた時期は、
毎日何通もの英文メールに対応していました。

値段交渉や関連商品についての問い合わせなど、
1日10通も返すとそれだけで数時間かかることもあるぐらいです。

Amazonの場合1日10件、20件と発送を行なっても、
ほとんど質問や問い合せが来ません。

英文メールの対応が難しい方は、
Amazon販売は意外とハードルが低いかもしれません。

いずれの市場も日本製品を販売するには、
とても魅力のある市場なのでeBayの出品制限に該当したり、
さらなる利益の積み上げにAmazonもぜひ検討されてみては?

About Kenichi Muto

日本製品の海外販売を行う匠の技株式会社 代表取締役社長 個人の海外販売をサポートする組織 海外販売エグゼクティブクラブの講師兼サポートメンバー 2004年 eBayにて日本製品の販売を開始 2011年 米国amazonにて日本製品の販売を開始 世界8ヶ国のamazonやeBay自社ショップを通じ178ヶ国を対象に年間20万件の取引を行う。 法人コンサルティングを通じ国内メーカーの海外販路の開拓もサポートしている。 日本製品の海外販売に関する記事を日々発信中。

4 comments

  1. 廣瀬 和彦

    初めまして、廣瀬と申します。本日エグゼクティブクラブ発行の「Amazon輸出マニュアル~初級編~」を拝見させて戴きました。読めば読む程、やれない・やらない理由が見当たらず困ってます。(笑)
    2つ教えて下さい!
    1)マニュアルの17ページにある出品アカウントですが、Sell Professionary(大口出品)を選べば出品手数料が不要になるという事でしょうか?
    2)ユニオンバンクを利用しようかと思ってますが、口座が開設されるまで出品は控えた方が良いのでしょうか?(出品は今日にでも出来ると思いますが、もし今日売れたら入金はどうなるのでしょうか)

    • 廣瀬さま
      さっそくマニュアルを御覧いただき、ありがとうございます!
      私もAmazonの出品のカンタンさには当時感動を覚えました!

      1.確かに大口出品の場合には、
      99セントの基本成約料(Fixed Closing Fee)がかかりませんが、
      eBay同様に販売手数料等が発生します。

      商品の販売においては詳しくは以下の手数料が発生します。

      先日過去に販売した直近1000商品で計算したところ
      以下手数料すべてを含めて実質17%程度でした。

      商品の出品価格 + 配送料
      – 販売手数料6~25%(Referral Fees)
      – カテゴリー成約料(Variable Closing Fee)
      – 99セントの基本成約料(小口出品のみ)
      ————————————-
      =出品者が受け取る金額

      カテゴリー毎の手数料はこちらを参照ください。
      http://www.amazon.com/gp/help/customer/display.html?nodeId=1161240

      2.メールやAmazonの画面に口座登録を促す注意は表示されますが、
      出品自体は可能ですよ。

      資金に余裕があれば少しずつ出品をスタートされても良いかと思います。

      銀行口座が登録されていない場合には、売上の支払いは保留されるようです。

      私も銀行口座を個人→法人に切り替えた際には、
      一時送金をストップしてもらいました。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください