RepriceITなど海外アマゾンの価格改定ツールのリスクとは?

こんにちは、武藤です。
海外アマゾンの価格改訂ツールとして、
RepriceITを採用したことを先日お伝えしました。

私はこのツールの利用に際しては、
FBA出品商品の価格改定に留めています。

なぜ、FBA商品のみなのか?

それは、価格改定ツールは非常に便利でもありながらも、
怖い局面もあるからです。

特に注意をしたいのが、
無在庫出品の自動価格への利用です。

幸いにも、RepriceITはFBAと非FBA商品に
分けて価格調整の条件を指定することが可能です。

FBA出品中の商品であれば、
価格設定を間違えても損失は限定されます。

なぜなら、売り切れた時点で、
被害を食い止められるからです。

ところが、無在庫販売の場合、
価格設定を誤れば損失額は無限です。

例えば、現在出品中の商品が、
5,000点あったとします。

このうち50点の商品について、
これらなんらかの問題があったとします。

・他のセラーが値付を間違えている
・他のセラーの仕入値が極端に安い
・利幅の採れない値付
・日本では手に入らない商品

ツールを利用しないうちは、
こうしたおかしな値付の影響は受けません。

ところが、ツールを利用すると、
こうした問題を抱えた商品であっても、
一律で価格が自動修正されます。

これまでは、価格が折り合わなれければ、
売れていなかった問題商品でも、
ツールを利用することで次から次へと売れてしまう可能性があるのです。

こうしたミスプライスでの販売は、
まるで悪夢です。

私はツールを使う以前に価格設定を間違え、
泣く泣く数十件の注文を受け付けたことがあります。

一度に大量の注文をキャンセルし、
ODRという注文不良率が急上昇すると、
アカウントに審査が入ります。

また、この審査において大量の商品を
無在庫販売したことが見つかると、
アカウントが凍結される恐れもあります。

こうしたツールをどうしても利用されたい場合は、
全商品について最低出品価格を登録されてから、
利用されることをオススメします。

RepriceITの場合はItem Setting Listから、
全商品の最低価格をアップロードすることが可能です。

とはいえ、こうした危険なツールについては、
当ブログやエグゼクティブクラブでは
とてもサポートできませんのでご了承くださいね。

 

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About Kenichi Muto

日本製品の海外販売を行う匠の技株式会社 代表取締役社長 個人の海外販売をサポートする組織 海外販売エグゼクティブクラブの講師兼サポートメンバー 2004年 eBayにて日本製品の販売を開始 2011年 米国amazonにて日本製品の販売を開始 世界8ヶ国のamazonやeBay自社ショップを通じ178ヶ国を対象に年間20万件の取引を行う。 法人コンサルティングを通じ国内メーカーの海外販路の開拓もサポートしている。 日本製品の海外販売に関する記事を日々発信中。

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