今年の秋から米国に続いて欧州でも
Amazon Sponsored Productという広告がスタートしました。
この広告については日本ではあまり知られていないようなので、
取り上げてみたいと思います。
AmazonのSponsored Product広告とは?
今日はAmazonが提供する広告プログラム
Sponsored Productを取り上げてみたいと思います。
このプログラムはAmazon内における
キーワード広告です。
例えば、Beybladeと検索されると際に、
Amazonに出品される商品がずらっと表示されます。
この一番下に表示されるのが
Sponsored Product 広告です。
この場所以外にも様々な場所で表示される場合があります。
本来であれば検索結果に表示されるかどうかで
売上は大きく左右されます。
この広告を利用することで、
検索されるキーワードに関連した商品であれば
より売れやすくなるのです。
Sponsored Product広告が効果を発揮する場面
この広告が効果を発揮する場面は以下のように様々です。
1.ページビューの少ない商品
2.競争が激しい商品
3.非常にユニークな商品
4.新たに登録された商品
5.なかなか売れない商品
6.処分したい商品
いずれもキーワードが検索されてこその
広告プランと言えます。
Sponsored Product広告で鍵となる数字
この広告で鍵となるのが以下の3つの数字です。
1.インプレッション数
2.クリック率
3.コンバージョン率
インプレッションはそのキーワードや商品が
どれだけ検索、表示されるのかを表しています。
全く検索されないキーワードもしくは商品は
広告を打ってもなかなか売れません。
次に重要なのがクリック率です。
広告のクリック数÷インプレッション数から
算出が可能です。
Amazon内における平均クリック率は平均1%。
次いで重要なのがコンバージョン率です。
広告経由の注文数÷クリック数から
算出されます。
Amazon内における平均コンバージョン率は3.5%。
広告を100名がクリックすると3.5%が購入する計算です。
もし仮にコンバージョン率が3.5%だとすると、
29クリックに1件の割合で商品が購入されます。
1クリックあたりの広告費用を20円だとすると、
20円×29円で580円もの広告費用をかけることに。
ということは、1商品あたりの利益が580円を
下回る商品については成り立ちません。
とはいえキーワード広告で奥が深いのが、
プロモーションする商品によって、
クリック率もコンバージョン率も、粗利も異なる点です。
このクリック率(CTR)とコンバージョン率は
Sponsored Product内で確認が可能です。
広告の目的に応じて広告の予算が採算にあっているか、
しっかりと確認した上で利用したいですね。
Sponsored Product広告の注意点
この広告を利用するにあたって1つ問題があります。
それは、広告が表示されるのは、
BuyBoxと呼ばれるショッピングカートを
取得できている瞬間のみです。
現時点でBuyBoxを取得できていない商品については
広告を行っても表示されないので注意が必要です。