果たして中東でeコマースは成り立つのか?

こんにちは、武藤です。

私の海外販売のお客様に、
サウジアラビア人のSONY製品の愛好家がいます。

サウジにもSONY専門店は多数ありますが、
日本に比べると品揃えが寂しいそうです。

そこで今日は中東におけるeコマースについて
調べてみました。

チェコ出身の社長KAREL ZEMANが率いる
ドバイのウェブ制作会社Go-Gulfの調査からの引用です。

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中東のインターネットユーザーは9,000万人

26歳以上の約半数がオンライン購入経験あり

男性が68%で女性が32%

カードを保有しているのは全体の47%

7割~8割のお客様はCash-on-Delivery
つまり代引きで商品を購入
(オンライン決済はわずか3割)

クレジットカードよりプリペイドカードが普及

メジャーなオンラインショッピングのカテゴリーは?
・オンラインゲーム 41%
・コンピュータソフト 31%
・家電 28%
・服 17%
・エンターテイメント 15%
・アクセサリー 14%

オンラインで買い物をする理由とは?
・価格 64%
・商品比較のしやすさ 38%
・商品の品ぞろえ 36%
・レビューが参考になる 34%
・多様な支払い手段 28%

中東のみならずMENA地域のBtoCのeコマース市場は、
2015年には1兆5千億円となる見込み

MENA・・・中東と北アフリカを合わせた市場

E-commerce in the Middle East – Statistics and Trends
https://mutojapan.com/nomadexporter/mena
GO-Gulf.comより
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こうした中東のeコマース事情を見ると、
東南アジアに比べれば環境は良いように思います。

ちなみに、私のサウジのお客様は、
Paypalを利用して商品を購入されます。

ただ、ユニークなのが直送ができるにも関わらず、
NYのaramexを経由して商品を受け取ることです。

理由を聞いてみるとaramex経由で商品を転送すると、
商品に保険が付けられるからだそうです。

世界中のどの国に何を輸出するのか?

これが現在のテーマなのですが、
日本や日本の製品、文化を好きな国や人と
組んでビジネスができたらいいですね。

そうした観点では中東ドバイも候補地の1つです。

私が新興国ビジネスを学んでいるPEMSでも、
第3クールは中東ビジネスがテーマです。

ドバイ大手のシャラフグループの駐日代表の方など、
すばらしい講師陣を予定しているそうなので、
旅行先からYoutubeでの受講になるかもしれませんが楽しみです。

中東でビジネスをしようと思われている方は、
説明会などもあるので、
もしよかったら参考にされてみてくださいね。

https://mutojapan.com/nomadexporter/pems

About Kenichi Muto

日本製品の海外販売を行う匠の技株式会社 代表取締役社長 個人の海外販売をサポートする組織 海外販売エグゼクティブクラブの講師兼サポートメンバー 2004年 eBayにて日本製品の販売を開始 2011年 米国amazonにて日本製品の販売を開始 世界8ヶ国のamazonやeBay自社ショップを通じ178ヶ国を対象に年間20万件の取引を行う。 法人コンサルティングを通じ国内メーカーの海外販路の開拓もサポートしている。 日本製品の海外販売に関する記事を日々発信中。

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