米国Amazonの価格修正ツール RepriceItの使い方

こんにちは、武藤です。

以前に米国Amazonの価格修正ツールとして、
RepriceItというツールをご紹介しました。

RepriceIt
https://mutojapan.com/nomadexporter/repriceit

ツールについて数名の方から質問をいただいたので、
もう少し詳しく紹介したいと思います。

まず、このツールを利用することで、
ツールに自動で価格を調整させることが可能です。

例えば最安値のセラーと送料込みで価格を
同じに揃えるといったことが自動で行えます。

しかも、FBA納品した商品と無在庫商品で、
価格調整の条件を別々に設定するということも可能です。

このツールがいくらで使えるのか?

価格表というものが無いので、
わかりにくいのですが月々9.95ドルからのスタート。

在庫数に応じて500点までなら9.95ドル。

5000点までなら24.95ドル。

50,000点なら59.95ドルといった具合に、
管理点数に応じて費用が変動します。

さらに設定の考え方ですが、
FBA納品と無在庫出品をされる方は、
2つの設定ファイルを作成されると良いと思います。

さらに無在庫出品について、
新品と中古商品に対して別々の条件を指定することも可能です。

2つの設定ファイルを作成して、
希望するタイミングでこの2つの処理を実行します。

処理を実行するタイミングは
Repricing Scheduleで登録が可能です。

では、さっそく細かい設定を見て行きましょう!

こちらの設定は新品を対象に価格を修正するのか、
それとも中古商品を対象にするのか?の選択です。

共にチェックを入れることも可能ですか、
新品の出品で中古商品と価格を比べる必要はありません。

Compare your New items only against other New competing offers:
Compare your Used items only against other Used competing offers:

次の項目は”Acceptable”の状態の商品とも価格を比べるか?→しない
Exclude ‘Acceptable’ competing offers:

アカウント開設直後のセラーと競争するか?→しない
Exclude ‘Just Launched’ competing offers:

何パーセント以下の評価のセラーを無視するか?
Exclude competing offers with a Seller Rating below:

こちらは価格修正の下限と上限の設定です。
Minimum allowable price:
Maximum allowable price:

こちらは下位何名のセラーと比較するのか?
Maximum number of competing offers to compare against:

こちらは何名以上の競合がいる場合に価格修正を行うのか?
Reprice New items when there are at least this many New competing offers:
Reprice Used items when there are at least this many Used competing offers:

いくら以上/以下の急激な価格変動を無視するか?
If the price of an item goes down more than this % then do not reprice:
If the price of an item goes up more than this % then do not reprice:

価格修正のロジック
Repricing Modes:

コンディションに関係なく最低価格との比較

Reprice my inventory at the lowest possible competing price:

同コンディションもしくはより良いコンディションとの比較
Reprice my items at the lowest price by same condition or better:

ショッピングカートを取得している価格との比較
Reprice my items against the Buy Box owner:

上記をかね合わせたRepriceIt独自のアルゴリズム
Reprice my items using Intelligent Repricing:

価格をどのように修正するか?選択肢は1つのみ。
How much do you want to price below (or above)
the offer you are competing against:

※他のセラーとの差額の指定。0ドル(同価格)を推奨。
0.05と入れると5セントやすく出品古。
Fixed Price Adjustment:

※他のセラーより安く自動調整をすると、
ツールを利用する他のセラーとの相乗効果で、
どんどん値段が下がってセラー全員の利益が無くなります。

他のセラーと比べた値下げ幅をパーセンテージで入力。
この設定を採用すると上記同様に利益がみるみる消えます。
Percentage Price Adjustment Below target competing offer:

他のセラーと比べた値上げ幅をパーセンテージで入力。
おすすめの設定です。
Percentage Price Adjustment Above target competing offer:

FBA出品に限った設定
The following settings apply only to FBA items:

非FBA出品者とも価格を比較する
Compare your FBA items against both FBA and non-FBA offers:

FBAセラーとのみ価格を比較する
Compare your FBA items against only other FBA offers:

他にFBAセラーがいなければ非FBAセラーと価格を比較する
Compare against non-FBA offers only if no other FBA offers found:

非FBA出品商品についてFBAセラーとの価格比較において、
自身の送料を差し引く。
The following setting applies only to your Merchant-Fulfilled items:
Deduct my shipping amount when competing against Amazon and FBA offers:

ここをチェックしてはじめて価格調整が実行されます。
Upload my price changes to Amazon.com after repricing:

他にも細かいアカウント設定等はありますが、
他社さんのツールなので割愛させていただきますね。

こうしたツールを利用するポイントは、
他のセラーよりも安い価格を設定しないこと。

そして、他のセラーよりも多少高めの価格を設定しても、
カートは同じ比率で回ってくるという点ですね。
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https://mutojapan.com/nomadexporter/hasso

正直 1件390円という単価については
SOHOさんのほうが安く済むかもしれません。

ただ、マニュアルの作成やスタッフの育成
進行状況のウェブ管理システムなど
自社でまなかうとなると相当な手間と費用がかかります。

月額1万円。商品1点あたりの手数料390円は
利用して間違いのないサービスだと思います。
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https://mutojapan.com/nomadexporter/em

上記の会を通じてアマゾン輸出についてのご質問や
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エグゼクティブクラブでは、
アマゾン販売のみならずeBay輸出や
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About Kenichi Muto

日本製品の海外販売を行う匠の技株式会社 代表取締役社長 個人の海外販売をサポートする組織 海外販売エグゼクティブクラブの講師兼サポートメンバー 2004年 eBayにて日本製品の販売を開始 2011年 米国amazonにて日本製品の販売を開始 世界8ヶ国のamazonやeBay自社ショップを通じ178ヶ国を対象に年間20万件の取引を行う。 法人コンサルティングを通じ国内メーカーの海外販路の開拓もサポートしている。 日本製品の海外販売に関する記事を日々発信中。

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