海外で販売をするかどうかに関係なく、
商品を販売する際は、通常は在庫を持ちます。
コンビニでもスーパーでも、
目の前に商品があるからこそ物が売れます。
では、海外アマゾンで日本の商品を販売するのに、
在庫はあったほうが良いのかというと、
手元に無くても構わないというのが私の考えです。
日本のアマゾンで買い物をすると、
商品は通常1日から4日で配送されます。
しかもアマゾンのプライムサービス※を利用すると、
当日もしくは翌日配送でも無料です。
※年会費を支払うことで速達配送が無料になります。
米国のアマゾンはというと、
速達でも2日~6日程度かかりますし、
通常便だと4日~14日か、それ以上かることもあります。
米国のアマゾンに出品した日本の商品が売れたら、
すぐに仕入れて翌々日までに出荷をすれば、
うまく行けば米国の国内配送よりも早く商品が届くのです。
お客様は1週間で日本からの荷物が届けば、
きっと喜んでくださいます。
ですから日本から発送する場合には、
必ずしも在庫を抱える必要はないんですね。
また、アマゾンでは正式に
無在庫販売が認められています。
有料のセラーアカウントを利用して、
30日以内に発送ができることと、
在庫を確保できることという条件があります。
この2点がクリアできれば無在庫でも
商品を10品でも1万品でも無在庫出品ができます。
とはいえ、在庫を持つメリットもあります。
米国アマゾンの倉庫に商品を納めておくと、
米国でもプライムサービスの対象となります。
お客様もすぐに商品が届くので、
より高い値段でも商品を購入してくださいます。
この在庫をアマゾンに送って販売する方法を
アマゾンのFBA納品サービスといいます。
在庫はなくても構いませんし売れますが、
FBA納品を利用することでさらに市場が広がります。
<< 今日のワンポイントレッスン >>
年末商戦でおもちゃやゲームを販売するために、
最近は品切れや発送遅延に特に注意を払っています。
― Amazon.comでの、あなたの最初の販売が、2012年9月17日以前であること。
この販売というのは、特におもちゃやゲームに限ってはいません。
― 2012年11月1日より前の連続して60日間の間に、少なくとも25件の注文を処理し、
出荷がされている必要があります。この注文、出荷は特におもちゃやゲームに限ってはいません。
― あなたの、プレフルフィルメントのキャンセル率は、
2012年11月1日以前の、30日間単位で統計したときに、1.75%以下でなければなりません。
― あなたの、出荷遅延率は、2012年11月1日以前の、
30日間単位で統計したときに、4%以下でなければなりません。
― あなたの、注文欠陥(不具合や問題)率は、
2012年11月1日の時点で、短期間に1%以下でなければなりません。
これらの基準を満たすと、11月13日から2013年の第1週まで、
おもちゃやゲームを米国アマゾンで販売ができます。
これらの基準に満たなかった場合の代替策は、
今回ご紹介したFBA出品という出品方法を利用することです。
在庫リスクはありますが、こうしたホリデーシーズンでも、
FBA在庫は販売が可能です。
<< お知らせ >>
アマゾン海外販売セミナーの募集は終了いたしました。
今回のセミナーには
100名以上の方にご参加いただく予定です。
無在庫販売のみならずFBA納品についても、
お話いたします。