こんにちは、武藤です。
一度耳にしたら忘れられないCMの一つが
「電話してちょーだい!タケモトピアノ」です。
あの独特なCMは10年前から続いていることもあり
目にされたことがある方も多いかと思います。
あのCMを頻繁に目にした当時、
中古のピアノを買い取ってどこで売るのか疑問に思いました。
なぜなら、ピアノ買取のCMは目にはするものの
中古ピアノを販売する店舗は目にしなかったからです。
タケモトピアノが買い取り続けたピアノは
いったいどこにいってしまったのか?
すると答えは海外にありました。
同社は買い取ったピアノをメンテナンスして
世界50カ国で販売をしていたのです。
昨年度の年商はおよそ30億円。
毎年2万台を販売しているそうなので、
売値は単純平均で15万円と意外と安価です。
自社配送&自社メンテナンスにより
原価を抑えていらっしゃるんでしょうね。
ちなみに一般的な家庭用ピアノでも
重量はなんと200キロ!
コンテナ等で一度に大量に輸送しないと
とても採算があいませんね。
年間2万点も輸出したら日本からピアノが
無くなるのではと心配で、もう少し調べてみました。
日本の1千世帯あたりのピアノ所有台数は279台。
家庭には105万台のピアノが眠っているそうです。
一方で2011年の国内のピアノ販売台数は1万8千台と
92年に比べて6分の1とはいえ結構売れています。
販売台数と輸出台数が近いので5年、10年で
なくなるとは考えにくいですね。
同社もはじめから順風満帆にスタートしたわけではなく、
海外販売を始めた直後は言葉もわからず、
FAXなどを利用して営業を行っていたそうです。
どんなビジネスもこうして地道なところから
スタートしているんですね。
どうしても価格差だけが目につきますが、
価格のみならずマーケットのサイズや展望、
提供できる価値についても考えて行きたいですね。
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正直 1件390円という単価については
SOHOさんのほうが安く済むかもしれません。
ただ、マニュアルの作成やスタッフの育成
進行状況のウェブ管理システムなど
自社でまなかうとなると相当な手間と費用がかかります。
月額1万円。商品1点あたりの手数料390円は
利用して間違いのないサービスだと思います。