小杉造園なくして日本の造園文化は守れるのか?

こんにちは、武藤です。

昨日は霞ヶ関で知的財産の取り扱いについて
弁理士の先生に相談。

まだまだ不勉強な点も多いのですが、
そもそも自分が何を分かっていなくて
問題が起きた際にどう対処すべきか?

その方向性について相談ができただけでも収穫でした。

そして以前からずっとお会いしたかった
小杉造園の小杉社長のお話を伺う機会がありました。

小杉造園さんは知る人ぞ知る日本を代表する会社です。

同社は、造園技術を競う技能五輪国際大会で
日本初の金メダルを獲得!

伊東市で165,000平米の森林を活用して
自然環境の保護・保全。

都心の樹齢500年、300年といった
天然記念物の大木を移植。

アゼルバイジャン共和国初となる
2,650平米の日本庭園の作庭。

日本の庭文化について世界中で講演。

毎年世界中の技術者を日本に呼び
造園職人の匠の技を伝承。

ようするに、小杉造園さんは、
日本の造園技術を継承する最後の砦なのです。

相続を経るたびに日本の土地は
細切れになっていきます。

伝統的な日本の庭を維持できる家はどんどん減り
日本の造園市場は縮小を続けているそうです。

今回のお話を伺うまでは新興国に積極的に展開する
チャレンジ精神旺盛な企業だと思っていました。

ところが話を伺うと事情は少しちがいました。

まず、海外展開の布石となった国際大会で
世界No.1を獲得するために1億円以上を投資し、
従業員の英才教育には8年の歳月をかけられたそうです。

社長がおっしゃるにはなんでもいいから
なにかの分野でNo.1にならないと意味が無いそうです。

アゼルバイジャンにしても、
現地の平均月収は2万円〜3万円。

競争は無いものの儲けようと思って参入しても
うまくはいかない市場だそうです。

同国初の2,650平米の日本庭園プロジェクトも
日本の庭園をそのまま持っていくのではなく
現地の方が理解しやすいように設計を行い、
メンテナンスも容易にされたそうです。

納期が1ヶ月と限られた中で
現地のスタッフや地元の住民の方の協力もあって
なんとか完成に至ったそうです。

一見華々しい海外展開ですが
利益を狙って進出したといった簡単な話ではなく、
地道な努力が実った結果だったんですね。

海外の文化をもっともっと勉強して
何が売れるのかを考えること。

若いんだから失敗してもいいじゃない、
どんどん試行錯誤をしなさいと、
社長からはありがたいお言葉をいただきました。

いや〜ただ単に売れるものを売れる国で売ってる場合じゃないですね。

もっともっと深く展開していかないといかねばと
あらためて事業を見直す機会になりました。

 

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About Kenichi Muto

日本製品の海外販売を行う匠の技株式会社 代表取締役社長 個人の海外販売をサポートする組織 海外販売エグゼクティブクラブの講師兼サポートメンバー 2004年 eBayにて日本製品の販売を開始 2011年 米国amazonにて日本製品の販売を開始 世界8ヶ国のamazonやeBay自社ショップを通じ178ヶ国を対象に年間20万件の取引を行う。 法人コンサルティングを通じ国内メーカーの海外販路の開拓もサポートしている。 日本製品の海外販売に関する記事を日々発信中。

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