パリのJapan Expoに出展して気がついたこと

パリのJapan Expoに出展して気がついたこと

先週から今週にかけての8日間、

フランスで開催されたジャパン・エキスポに参加しました。

 

20万人が参加する世界最大級の日本の文化イベントということで、

準備には相当な時間を要しましたが、

500万円以上仕入れた商品も無事に完売することができ、

全100名の4チーム中でも一番の成果を出すことができました!!

いろいろな問題もありましたが、

最終的には素晴らしいチームメンバーに恵まれ、

みんなで本当によくやり切ることができたと思います!

 

日本のビジネス仲間や、フランスで活躍する中学時代の同級生、

家族でブースを訪問しれくれたフランスのお客様など、

多くの方が応援に来てくださいました!

 

今回のイベントに参加することができ本当に良かったと思います!

 

さて、今回私がこのイベントに参加した目的は以下の2点でした。

 

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1.ネット販売のみならずジャパン・エキスポという

リアルな場で商品を販売して収益を得ること!

 

2.私の売上の過半数を占めている欧州のお客さんが、

何に興味があるのかを身をもって体験すること。

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1.の収益についてはチームとしては完売を達成しましたが、

4チーム全体の売上としてはまだまだ課題を残す結果となりました。

 

価格さえ折り合えば売れないものは無いと実感しましたが、

必ずしもすべての商品が仕入値の数倍で売れるわけではないようです。

 

例えば、私がeBayやAmazon経由で海外に商品を販売する際は、

日本の定価の1.5倍から2倍の値付けをしています。

 

ジャパン・エキスポで参加者が期待をしていたのは、

普段数千円の送料を支払って購入する商品を、

送料なしで手にとって購入ができることのようです。

 

普段ネットでは売りにくくジャパン・エキスポでは売れる典型が、

低単価の商品です。

 

20ユーロの商品に20ユーロの送料は、

いくらファンといえども支払いをためらいますよね。

 

この点については、フランスのアマゾンにおいても、

FBA納品をすることで解消していきたいと思います。

 

 

2.の欧州のお客さんの興味については、

かなり細分化されているように思いました。

 

例えば、コスプレ1つにしてもヨーロッパのコスプレイヤーは、

日本に負けず劣らず気合が入っていました!

http://www.youtube.com/watch?v=7TXHnJ1taJI&feature=youtu.be

 

商品で人気があったのは日本のアニメや、OTAKU系アイテム、

サンリオのキャラクターやSAN-X系のカワイイ系アイテムです。

 

4日間の会期中、一人で何度も何度もブースを訪れる方も多く、

一人で5万円以上購入される方や、

毎日訪問してくれる親子など日本の商品の魅力をあらためて実感しました。

 

中でも、あなたのブースがこの会場で最高だと

数名に言われたことが嬉しかったです。

 

逆に売れにくいと感じたのは、すでに欧州でラインセンス供与され、

安く流通している商品です。

 

ぬいぐるみやフランス語翻訳された漫画などは、

あえて日本から発送しなくても現地で購入ができるようです。

 

フランスやドイツのネットショップも出展されていましたが、

どれもある程度ジャンルを絞っているようで、

我々のブースのような多種多様の品揃えのブースはありませんでした。

 

 

今回のジャパン・エキスポを通じてヨーローッパ一円ではなく、

フランスからピンポイントで攻めてみようと、

あらためて思いました!

 

フランス市場の攻略についてはこれからも、

ブログやメールマガジンでシェアさせていただきますね!

About Kenichi Muto

日本製品の海外販売を行う匠の技株式会社 代表取締役社長 個人の海外販売をサポートする組織 海外販売エグゼクティブクラブの講師兼サポートメンバー 2004年 eBayにて日本製品の販売を開始 2011年 米国amazonにて日本製品の販売を開始 世界8ヶ国のamazonやeBay自社ショップを通じ178ヶ国を対象に年間20万件の取引を行う。 法人コンサルティングを通じ国内メーカーの海外販路の開拓もサポートしている。 日本製品の海外販売に関する記事を日々発信中。

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