アマゾンで価格調整ツールを使う際の注意点とは?

こんにちは、武藤です。

海外アマゾンでは販売価格を自動で修正する
様々な価格調整ツールがあります。

こうしたツールは仕組みを完全に理解して
利用する分には非常に便利なツールです。

ところが、設定を間違えて、
ツールを暴走させるとひどいことが起こります。

FBA販売で設定を間違えると、
意図しない価格で商品が売れ在庫が切れてしまいます。

一方で無在庫販売でツールを暴走させると、
取り返しがつかない結果をもたらすことがあります。

なぜなら、無在庫販売の場合、
在庫数量分だけ損失が膨らんでいくからです。

また、無在庫で5万点、10万点取出品をしていると、
ツールを走らせることで問題のある値付の商品と
競い合って思わぬ安値で売れてしまう商品が続出する場合があります。
今日はあらためてこうしたツールの設定について、
注意したい3つのポイントを見て行きたいと思います。

1.他のセラーとの価格競争
どんなツールを利用しても気をつけたいのが、
他のセラーとの相対的な価格差の設定です。

これは金額で指定することも出来れば、
パーセントで指定できることも多いです。

ここでやってはいけない設定が、
他のセラーよりも低い価格を設定することです。

これをやってしまうと、
他のセラーで同じ条件を指定された場合に、
ツールが暴走をし始めます。

2名のセラーが1日に1回ずつ、
お互いに1%ずつ価格を引き下げていくと、
なんと半月で価格は半額まで下落します。

0%もしくは同額といった設定が良いかもしれません。

しかも、無在庫とFBA、同じ商品コンディションなど、
価格を比較する対象を細かく設定できるのが理想です。
2.最低価格の設定
多くの価格改定ツールが、
最低出品価格の読み込み機能を持っています。

例えば、仕入値の1.5倍や2倍といった、
最低価格を設定しておくことで、
原価を割ってしまうような極端な価格調整が避けられます。

ツールを利用される際は、
最低価格の設定を必ず利用しましょう。

また、全商品一律で最低10ドルもしくは20ドルといった
最低販売価格の下限を設けることができるツールもあります。
3.送料を含めての価格調整
各セラーが設定する送料は様々です。

販売価格を引き下げて、
送料を多めに取るセラーがいることも事実です。

他のセラーとの価格の比較において、
送料を含めて価格を比較・調整ができるツールを選びましょう。
便利なツールも設定を間違えば、
恐ろしい結果を招くことも。

FBA販売のみで利用されることをおすすめいたします。
【あとがき1】
現在、個別コンサルは募集していませんが、
海外販売のエグゼクティブクラブにて、
アマゾン輸出のサポートを担当しています。

同会ではアマゾン海外販売を担当しています。

https://mutojapan.com/nomadexporter/em

上記の会では、ご質問やご相談など
いつでもお気軽に行なっていただけます。
【あとがき2】
アマゾン輸出の教材「アマゾン海外販売戦略大全集」を
海外販売の師匠吉田さんと共同監修させていただきました。

対談動画と入門編マニュアルは無料なので、
これからアマゾン輸出を考えてみようと思われる方は、
ぜひご覧ください。

https://mutojapan.com/nomadexporter/ama

About Kenichi Muto

日本製品の海外販売を行う匠の技株式会社 代表取締役社長 個人の海外販売をサポートする組織 海外販売エグゼクティブクラブの講師兼サポートメンバー 2004年 eBayにて日本製品の販売を開始 2011年 米国amazonにて日本製品の販売を開始 世界8ヶ国のamazonやeBay自社ショップを通じ178ヶ国を対象に年間20万件の取引を行う。 法人コンサルティングを通じ国内メーカーの海外販路の開拓もサポートしている。 日本製品の海外販売に関する記事を日々発信中。

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