米国Amazonにおけるサスペンド要因について

こんにちは、武藤です。

今年に入り海外Amazonで販売する複数のセラーさんから、
アカウントを一時停止されたといった話を聞きました。

話を聞いてみると原因は2つありました。

1つは主に欧州市場における
知的財産権の侵害です。
米国や日本においては並行輸入販売に
有利な判例が多く比較的自由に販売が行われています。

ところが欧州の場合、メーカーや現地販売代理店、
ブランド管理会社などからのクレームにより
Amazonでの販売が差し止められるケースも多いのです。

これを完全に回避するには権利者である
メーカーの販売許諾を得るのが一番確実です。
一方で最近良く相談を受けたのが、
米国においてメーカーなどからクレームを受けるケースです。

米国の場合、並行輸出販売を行うだけでは、
Amazonは欧州のように警告は行いません。
そこで、メーカーさんは以下の
2種類の方法を利用して並行輸入販売を
ブロックしようとされているようなのです。

1つはAmazonに対して偽物を販売しているとして、
クレームを申請するケース。

これは日本製品の場合、
まず起こりえないケースです。

なぜなら、偽物の日本製品は
仕入れること自体が難しいからです。

どんな時に起こるのか?

それは、米国から見れば逆輸入。

つまり米国で販売されて日本に輸入された商品を
さらに日本から再度米国に輸出するケースです。

メーカーさんがなぜこれをブロックできるのか?

それは、メーカーさんが日本での販売を認めていない、
もしくはキャラクターの版元から
米国外での販売を認められていない場合があるからです。

この場合、米国外から仕入れた商品を
日本人セラーが販売すると偽物であるといった指摘が
認められてしまうケースがあるのです。

また、もう一つの方法が米国Amazonの
お客様用の問い合わせフォームから、
知的財産権の侵害等についてクレームを行うというもの。

本来はお客様が問い合わせに使うフォームですが、
ここから米国の弁護士事務所の名前で
販売の差し止めを行わなければ提訴するといった警告を行います。

この場合、根拠が曖昧なことも多いのですが、
販売を取り下げてもよいでしょうし、
Amazonに相談をして販売を継続することができる場合もあります。
ただ、輸入商品を再度米国で販売するメリットって
それほど大きくないですよね。

当社では日本の製品を販売することに注力しています。
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並行輸入販売への対応方法など、
海外展開における課題に取り組んでいます。

muto@nomadexporter.sakura.ne.jp

 

About Kenichi Muto

日本製品の海外販売を行う匠の技株式会社 代表取締役社長 個人の海外販売をサポートする組織 海外販売エグゼクティブクラブの講師兼サポートメンバー 2004年 eBayにて日本製品の販売を開始 2011年 米国amazonにて日本製品の販売を開始 世界8ヶ国のamazonやeBay自社ショップを通じ178ヶ国を対象に年間20万件の取引を行う。 法人コンサルティングを通じ国内メーカーの海外販路の開拓もサポートしている。 日本製品の海外販売に関する記事を日々発信中。

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