欧州アマゾンでは関税とVATには特にご注意を!

こんにちは、武藤です。

最近米国アマゾンのみならず、
欧州アマゾンに出品される方もいらっしゃいます。

私も欧州での販売をスタートして、
かれこれ1年以上になります。

欧米のお客様からVATや関税について、
クレーム等の連絡を受けたことはありませんか?

以前に、お客様が商品を受け取られる際の関税は、
お客様に支払の義務があるとお伝えしました。

『関税等の支払いを要求された場合の対応とは?』
https://mutojapan.com/nomadexporter/customs

実は、米国と欧州ではややルールが異なります。

アマゾンとの契約を振り返ってみると、
お客様の支払総額については以下の記載がありました。

米国アマゾン
購入価格には、商品価格の他に税金と手数料が含まれる。

英国アマゾン
購入価格には、商品価格の他に税金と関税が含まれる。
欧州ではVAT(付加価値税)と呼ばれる税金と、
Customと呼ばれる関税の双方を含めた価格表示が求められます。

きちんと計算すれば30%、40%にもなりますね。

ただし、このルールを守るにしても矛盾があります。

日本から商品を送付した場合、
お客様が商品の受け取りの際に請求される
VATや関税については事前に予想ができないからです。

米国ではセールスタックスと呼ばれる税金を
セラーに変わって徴収するシステムがありますが、
欧州にはこれに代わるVAT徴収システムはありません。

しかも、商品を受け取る際に、
お客様は最大で以下の3項目の支払いを求めらます。
A. 輸入関税
B. VAT(付加価値税)
C. 運送会社手数料

アマゾン自身は輸入関税の徴収システムは
持っているようですが、
我々は利用することができません。

欧州アマゾンの担当者に、
こんな質問をしてみました。

『関税や手数料を除いた価格で販売し、
実際に関税やVATが請求されたら補償してはダメですか?』

答えは、Noでした。

規約に違反するためそれは許されず、
価格にはVATや関税を含めないと規約違反との回答でした。

欧州で商品を販売する際は、
これらの費用を上乗せして販売を行うことを検討するか、
でなければ、問い合わせやクレーム発生時の対応が
課題となりそうですね。
【あとがき1】
アマゾン輸出の教材「アマゾン海外販売戦略大全集」を
海外販売の師匠吉田さんと共同監修させていただきました。

対談動画と入門編マニュアルは無料なので、
アマゾン輸出を検討される際にはぜひご覧ください。
https://mutojapan.com/nomadexporter/ama
【あとがき2】
今日はアマゾン輸入に加えて、
オフラインビジネスでも稼いでいる方と、
お昼をご一緒させていただきました!

アマゾンとは一見関係のないオフラインのお話が面白く
思わず引きこまれてしまいました!

新規事業の立ち上げには
なんとも言えない魅力がありますね。

私も現在2つの新機軸を立ち上げているところです。

共にアマゾン販売をベースにしつつも、
新しい収益が期待できる分野です。

この辺りもしっかり軌道に載せて、
報告させていただきますね!
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10日間限定で公開されていたマニュアルですが、
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About Kenichi Muto

日本製品の海外販売を行う匠の技株式会社 代表取締役社長 個人の海外販売をサポートする組織 海外販売エグゼクティブクラブの講師兼サポートメンバー 2004年 eBayにて日本製品の販売を開始 2011年 米国amazonにて日本製品の販売を開始 世界8ヶ国のamazonやeBay自社ショップを通じ178ヶ国を対象に年間20万件の取引を行う。 法人コンサルティングを通じ国内メーカーの海外販路の開拓もサポートしている。 日本製品の海外販売に関する記事を日々発信中。

2 comments

  1. 11月8日 へんでる

    ご無沙汰でございます。
    もうお忘れでしょうが、いつぞやフィードバック5の件で質問させて頂いた者です。

    色々谷山ありましたが、あれから順調にアマゾン輸出が軌道に乗り、今では日に10件弱のunshipmentが、ほぼ毎日赤く並んでそれらを手早くかたずけるにはどうしたものかと常に悩むレベルに到着することができました。
    また、ここまでの過程のなかで武藤様のサイトからの情報と戦略の吸収が如何に役立ち、他のどんなサイトをも凌駕して非常に現実にフィットしたフォロー情報であることを身を持って知り、ありがたさに常に感謝しております。

    さてこういったレベルに到達すると色々な問題が恐ろしいほど発生する、ということも今回学びました。
    そこでお忙しい武藤様に質問したいことが起こりました。
    アメリカは大変順調なんですが、問題はヨーロッパです。

    出だし者ですが私の印象ではヨーロッパというのは無理強いしてくるお客様が多いとおもいます。
    その典型的なのが発送完了後にキャンセル要求してくるお客様です。
    前に一件あり、また今回一件発生しました。
    私がしでかした最悪なミスは一回目のキャンセル要求のとき、返品処理のアマゾンの形式すら知らなかったので、そして作業にてんてこ舞いであったため、めんどくさくなり、ただ単に返金し、これでけっこうですと、浅はかな判断でかたずけてしまったことです。
    後から考えてこれは超がつく大失敗であったことに気付きました。
    そして今回、また発送後にキャンセル要求があり、お客様の二回目のメールで要求に応えてキャンセルしてくれとアマゾン側の文にあったので逆らわずキャンセル了承のメールを送りました。
    ただ今回は既に発送済みである事、お客様の返品処理を確認後に商品代金と、返送にかかった料金だけ負担します、と答えました。

    さて、私はアマゾンの返品システムを一回も使ったことがありません。
    またワンクリックの返金ボタンや送料の無料化ボタンではなく、それ以外の入り口で、お客様に指定額の、特別な返金をするにはどうしたらいいかも知らないのです。
    急ぎません。暇なお時間で結構ですので、なにとぞ御指導ねがいます。

  2. 更に、追加で質問がございます。
    別の件で、航空便のSALで送った商品が届かないとお客様からのメッセージをもらいました。
    その日は同じアメリカ国内に数個のSAL便を送りましたが、届かないというメッセージはそのお客様のみで、他のお客様への商品は届いたように思います。
    だいたい送った日から18日ほどたっているんですが、このくらいの日数でも届かない場合はあるのでしょうか?

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